ぶどうの品種はとっても多い!
ぶどうはとても品種が多い果物です。世界では、なんと1万を超える種類のぶどうがあるそうです。1万種類なんて驚きですよね?日本だけでも50~60種類ものぶどうがあると言われています。
現在、各地で栽培されているぶどうの品種のベースとなっているのは、ほとんどアメリカブドウとヨーロッパブドウという品種を掛け合わせて誕生したものなのだそうです。ヨーロッパブドウは非常に歴史が深く、古代エジプトの壁画にも登場するぐらい、昔から存在しているそうです。
品種によって色も違うぶどう
ぶどうは品種によって色も違ってきます。赤い色をしたぶどうには、デラウエア、キングデラウエアなどがあります。デラウエアは、初夏になると出回りはじめるぶどうで、小粒なのが特徴です。甘みと酸味がバランス良くあり、ワインの原料としても使用されることが多いようです。キングデラウエアは、デラウエアより粒が一回り大きい品種で、味もデラウエアに近く、よく店頭で販売されています。
他にも、より赤味のあるゴルビーという品種や、ロザリオロッソ、ルビーオクヤマ、安芸クイーンなどがあります。
濃い紫色をしたぶどうには、ピオーネや紫玉(しぎょく)などがありますが、その中で代表的な品種でいうと、巨峰がよくあげられます。巨峰はぶどうの王様と言われているそうですよ。甘さと酸味が粒の中にぎゅっと詰まっていて、口の中に入れた瞬間にぶどうの風味が広がっていきます。芳醇な香りで人気の高いぶどうです。巨峰は種なしと種ありのものがあり、最近では種なしの巨峰の方が主流になっているようです。
青い色のぶどうはどんな品種があるの?
青い色をしたぶどうでは、おなじみのマスカットがあります。日本でマスカットと呼ばれているのは、マスカット・オブ・アレキサンドリアという品種です。香りが非常に高く、マスカットの独特の香りは、そのままいただくだけではなく、デザートとして使用されることも多い品種です。マスカットでは、2006年に誕生したシャインマスカットという品種もあります。こちらはマスカットの香りをそのままに、皮ごと食べられるという特徴があり、注目されているようです。他に青い色をしたぶどうには、翠峰や、ヒムロッド、ロザリオ・ビアンコなどがあります。
いかがでしたか?ひとくちにぶどうと言っても、こんなに品種があるんです。同じ色でもお味が違うので、いろんな品種のぶどうを味わってみるのも良いかもしれませんね!