
デラウェアは栄養たっぷり
みなさんおなじみの、ぶどう「デラウェア」は巨峰とならび、日本で最も多く生産されている品種です。このデラウェア、実はとても“栄養価”が高いことをご存知ですか。ヨーロッパでは、ぶどうは『畑のミルク』と呼ばれているほど。その中でもデラウェアは、ミネラルが豊富で、鉄、カルシウム、カリウム、銅、亜鉛、ペクチンなどがまんべんなく含まれています。また、ポリフェノールも、多く含まれ、抗酸化作用、活性酸素などによる老化防止、発がん抑制の効果が期待されています。
デラウェアは皮ごと食べる!?
とても甘みのあるデラウェアですが、その“甘さの素”は、ブドウ糖と果糖です。このブドウ糖は脳細胞の大切な栄養素になります。
―――疲労回復効果が非常に高いので、まさに暑い夏にぴったりです。
果皮と果肉の間に栄養素があり、水洗いして皮ごと食べる方が、より栄養を取り込めます。皮にはポリフェノールの一種のアントシアニンが含まれています。
ヨーロッパ及び欧米では、『皮ごと』食されるのが一般的なのです。

デラウェアの冷凍シャーベット
そんな栄養たっぷりのデラウェアを、ご自宅で手軽にシャーベットにしてみてはいかがでしょうか。作り方は、デラウェアを皮のままポリ袋等に入れ、冷凍庫へいれるだけと、とっても簡単です!凍ったデラウェアは皮ごと食せますが、手の温度で皮をツルンと容易にむくことができます。中はシャリシャリのシャーベット状です。

そのまま凍らせるだけで2~3週間ほど保存できるので、ぶどうが余りそうな時は、すぐ冷凍庫へ入れておきましょう。また、砂糖や余分なものが入っていないデザートなので、お子さんがいる方にもぴったりです。冷凍したデラウェアの粒は、きれいなみどり色で、まるで宝石のようです。ヨーグルトなどにのせても、美味しく頂けます。

凍らせるだけで、こんなに甘みが凝縮されるなんて―――
夏が旬のデラウェアの“新しい食べ方”を、ぜひ一度お試しください。
写真・文:峰 亜美
