しいたけの魅力を伝えたい!
しいたけと言えば、ダシを取るのに使われたり、てんぷらや煮物など、いろいろな和食に使われ、日本人にとっては非常に馴染み深いキノコの一つですよね。秋と言えばキノコ!という人も少なくないのではないでしょうか。しいたけには、旨味成分であるグアニル酸が非常に多く含まれています。これが、しいたけの美味しさの秘密の一つです。
そんなしいたけですが、みなさんは、しいたけについて、どのくらいのことをご存知でしょうか。意外と、どんな栄養があるか知らない人も多いのではないでしょうか。でも、そんなみなさんにも、是非、しいたけの栄養について知ってもらいたいのです。というのも実は、しいたけには本当に魅力的な栄養がたっぷり入っているんです。しいたけが苦手という人も多いですが、すごくモッタイナイと思います…。
食べる前に日に当てるといいってほんと?
しいたけは、日光に当たるとビタミンDに変化する、「エルゴステロー」という成分を含んでいます。ビタミンDは、カルシウムの吸収を高めることで知られています。1時間も日光に当てれば、充分なビタミンDを摂取することができるようになります。是非、食べる前に日光に当ててみてください。食べる直前じゃなくても、前日でももっと前でも大丈夫ですよ。
ビタミンDはカルシウムと一緒に摂取すると良いので、切り干し大根なんかに入れると最高の相性になります。
しいたけ特有の成分、エリタデニン
エリタデニンも、聞きなれない成分だと思います。しかし、このエリタデニン、実は血液サラサラ成分なのです。つまり、高血圧の予防や、動脈硬化の予防にうってつけの成分なのです。キノコの中では、しいたけがダントツに多く、このエリタデニンを含んでいます。しかも!キノコの中でエリタデニンを含んでいるのは、しいたけとマッシュルームだけ。マッシュルームには、ほんのちょっぴりだけ含まれているそうです。
いかがでしょうか。
しいたけって、本当にスゴイと思いませんか?
他にも、鉄分、カリウム、ビタミンB1、ビタミンB2、食物繊維などが多く含まれています。鉄分は貧血予防に、カリウムは高血圧予防に、ビタミンB1は疲労回復や神経機能の正常化に、ビタミンB2は脂質代謝の活性化や抗酸化力アップに効果的です。