お弁当作りに便利、色別に分けた食材のストック
「彩りの良いお弁当にしたいのに、どうしてか地味な色のお弁当になってしまう…」
「どうしたら奇麗な彩りのお弁当になるのかな」
そんなお悩みがありませんか?
茶色のおかずに赤 黄 緑を添えればカラフルになります。便利なのが「色別に分けた食材のストック」です。前夜に用意しておき、冷蔵庫から取り出せば、朝食とお弁当作りの同時進行の慌ただしい朝の台所仕事にきっと役立つでしょう。例えば「甘酢漬け」はいかがでしょうか。保存が出来るので残ったらおかずの素としても利用できます。
甘酢漬けは至って簡単。切って塩揉みし、しばらくしたら余分な水分が出てくるのでさっと流して軽く拭きます。そのまま甘酢に漬けます。甘酢は市販の寿司酢でも、酢、砂糖、水を合わせたものでも。大量に作るなら容器を煮沸したり手間がいりますが3日くらいで食べ終わる程度の量に作れば、そのままで大丈夫。
ラディッシュはお弁当と好相性
ラディッシュはお弁当と好相性だったんです
お弁当の赤みの定番はプチトマトかもしれませんが、ラディッシュもおすすめです。トマトもラディッシュも同じ赤色ですが明度と彩度が違います。(明度は色の明るさ、彩度は色の鮮やかさのこと)このように明度と彩度が異なる物を隣り同士に詰めるとメリハリがでてきます。お弁当作りに余裕が出てきたら、様々な食材の色を観察して詰め方に工夫する楽しみが生まれることでしょう。
さてラディッシュの別名は二十日大根といって大根の仲間です。葉にも栄養があるので捨てずに調理します。ごま油とお醤油少しで炒めて鰹節をふります。ご飯に混ぜて青菜ご飯に。そのままご飯に添えても緑の色味がプラスになりますね。
ラディッシュの酢漬けはポテトサラダに
ラディッシュの酢漬けはポテトサラダに混ぜて調理の時短に使えます。このような使い回しのできるおかずの素があれば、そこから料理の展開ができます。お弁当の醍醐味は蓋を明けた時の瞬間にあります。中身はもちろんですが、そこに彩りのよさが添えられていたら、心が和みますね。赤、黄、緑、茶、黒、白、紫…さてどんな食材を思い出しますか?
文・写真・イラスト/ほし まさみ