暮らすように旅をする|CURAFUL

ズッキーニはきゅうりの仲間!?ズッキーニときゅうりの違い

ズッキーニはきゅうりの仲間!?よく似た二人、でも…

イタリア料理にはよく登場する「ズッキーニ」。最近では夏野菜としても大人気のお野菜です。夏になると、パスタや夏野菜のカレーなど、レストランのメニューにも並びますね。鮮やかな深い緑色、長細いフォルム。そう、昔から日本でなじみ深いあのお野菜、「きゅうり」にとても良く似ています。ところが、良く見比べてみましょう。ズッキーニには、胡瓜のように表面がざらっとしておらず、ボツボツもなく、つるっとしています。実を切って見ると、きゅうりほど水分があるわけではありません。ヘタの辺りも随分様子が違います。
なるほど、「緑色で長細い」という外見で、きゅうりの仲間に違いない!そう思い込んでいただけかもしれませんね。

ズッキーニときゅうりの違い

品種から探るズッキーニの正体

きゅうりと同じウリ科であることは間違いありません。
ところが、実はズッキーニはカボチャの仲間なのです。イタリアのお野菜だと思われていますが、実は原産国ははっきりとわかっておらず、メキシコの巨大カボチャの祖先だと言われています。
ではもう一度ズッキーニの外見に戻ってみましょう。言われてみれば、ズッキーニをきゅっと丸くしたら、西洋カボチャによく似ていますね。寒さと湿気に弱いため、からっとした温暖な地域で多く栽培されます。地中海など、まさにズッキーニに適した気候と言えるでしょう。熟した実を収穫するカボチャと違って、花が咲いてから4~5日で収穫します。

ズッキーニときゅうりの違い

品種的に違うことはわかりましたね。では実際、ズッキーニときゅうりはどんな風に違うのでしょう。水分のおおい胡瓜はほとんどの場合、生で食されます。サラダや酢の物には欠かせませんし、漬け物と言えばきゅうりと言っても過言ではありません。ところがズッキーニは、きゅうりよりも皮が硬く、実の水分が少ないため、加熱調理されることがほとんどです。どちらかと言うと茄子によく似ていて、油との相性がとても良いです。ラタトゥイユ(野菜の煮込み料理)やパスタなども最高に美味しいですが、実はズッキーニの天ぷらや揚げ浸しなど、和風のお料理もオススメです。茄子のレシピをズッキーニでアレンジしてみると良いかもしれません。
今年の夏、ズッキーニを使ったレシピを広げてみてはいかがでしょうか?

この記事が気に入ったらいいね!
送信する